愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『現代語訳 枕草子』大庭みな子

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春はあけぼの。

なんですけどね。

これだけ時代が離れていると、もう完全に外国語と変わりません。

そのため、単純に楽しくは読めません。

いや、教養が無いだけだと言えば、返す言葉もないのですけど。

そこで、この現代語訳です。

わかりやすい言葉で、文章を翻訳してくれています。

当時の宮中のお話がメインです。

そして、人物や情景描写や心理描写。

中では心理描写がとても優れていて、今も昔も人の心理は変わらないのだな、と興味深く読めました。