フランツ・カフカの名作です。
著者は圧倒的な評価を受けることが、しばしばあります。
その登場前と後で、小説というものが変わった、とか。
以前マンガで読み、他の訳でも読み、形を変えて三読目です。
主人公がある朝目覚めたら、大きな虫に変身している、という無茶苦茶な話です。
しかし、情景と心理の描写が良いためか、ありそうな話に思えたり、実際に変身したらそうなるだろうな、と思えたりします。
あり得ない話なのですけど。
最後のシーンは、ハッピーエンドと言えばそうなのでしょうけど。
やはり、著者にしか書けない話のような気がします。