誰も教えてくれないホストクラブの始め方・儲け方―お客が集まるお店のオーナーになる!
- 作者: ゆらつよし
- 出版社/メーカー: ぱる出版
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
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ホストクラブを開店する予定はありません。
しかしブックオフで発見して、思わず手に取りました。
まずはホストクラブを開店するのに必要な、法的な手続きや知識が書いてあります。
ホスト用語なども必須では無いけど、知っておくのに越したことは無いようです。
太客、細客は何となくイメージ出来そうです。エースは、太客のトップで一番お金を使ってくれる人。お茶引きは、お客さんがつかない状態です。
ホストクラブは、深夜に営業するところが多いのですが、実は法律では12時までしか営業はいけないことになっています。
それ以降の時間は許可を取れば良いのですが、お店を開ける許可をとっても接客をする許可とはまた別なので、ホストクラブとして深夜に営業すると言う事は法律的には不可能なのです。
しかし、ホストクラブ書き入れ時は深夜の時間帯なので、どのような営業形態にするかは、オーナーに委ねられます。
そんなこんなで、ホストクラブ経営は色々と難しいところがあります。しかし、著者はローリスクでハイリターンの仕事だと言い切っています。それは何故でしょうか?
それはホストの給与形態にあります。
一般的なホストの給与は、歩合制のような形をとります。ホスト一人ひとりの売り上げの50%から60%を店側がもらうと言う方式です。
そのため、オーナーが赤字にはなりにくいのです。
物件の探し方や、交渉の仕方、内装や外装工事、店舗の名前をつけるなどは、通常お店を開業する時と大きな変わりはありません。
他の業種との違いは、その求人方法にあります。ホストクラブはなんといってもホストの質が、最も重要です。
そのため、自ら街に出て歩いている人に声をかけるような事をします。
また、知り合いのホストに声をかけて、お店を移動したい人などに来てもらったりします。
この方法はホスト業界で働いている人にしか使えないものです。
客層は、ホストクラブに行こうと初めから思っている人です。
その人たちが雑誌や口コミで行きたいと思ったホストクラブに、目的を持って遊びに行きます。
普通に歩いていて入ってくるような事はほぼありません。そのため、店舗は地下にあってもビルの上階にあっても、あまり変わりはありません。
ここは他の業種と違うところかもしれません。
そのため、家賃がなるべく安いテナントを探して、広告や宣伝にお金をかけると言う方法が、有効になるであろうと著者は言っています。
これからホストクラブ経営をしようという人には、ぜひ読んでいただきたい本です。
私は経営する予定はありませんが、他の業種で経営をしています。そのため、勉強になるところが多々ありました。
元々は、単純な興味本位でしたけどね。
読んでみて良かったです。