子どもの頃に読んだような、途中までしか読めなかったような、そんな記憶があります。
『君の膵臓をたべたい』を読んでいた時に、出てきました。
そして娘の部屋にあるのを思い出し、拝借しました。
僕が6年前、サハラ砂漠で遭難しているところから物語が始まります。
そこに歩いてきて「羊の絵を描いて」とお願いする男の子が、星の王子様です。
僕はあまり絵が上手く無いのですが、ヒツジやウワバミの絵を描きます。
王子様と一緒に過ごす1週間の間に、僕は王子様の星のことや、王子様が見てきた様々な星のことを知ります。
王子様の星はやっと1回位の大きさであること、活火山が2つあって休火山が1つあること、とげを四つ持つ花が一輪咲いていること、それを羊が食べてしまわないか心配していることなどです。
王様がたった1人で暮らしている星がありました。その王様は、何もかもたった1人で支配しているといいます。そして自分の威光に傷がつかないことを何よりも大切にしていました。
自惚れ男が住んでいる星もありました。
男は、人に感心されていると常に思っていました。
飲助が住んでいる星。
酒を飲んでいます。
王子様が、なぜお酒を飲んでいるの?と聞くと、忘れたいからさ、と答えます。
忘れるって何を?
恥ずかしいのを忘れるんだよ。
恥ずかしいって何が?
酒を飲むのが恥ずかしいんだよ。
実業家がいる星。
街頭に転倒する仕事をしている人がいる星。
地理学者が住んでいる星。
狐が住んでいる星。
様々な星に住んでいる様々な人たちと接していき、王子さまは「おとなって、ほんとにへんだな」と何度も思います。
最後に、砂漠を旅したぼくと王子さまは、大切な事が何かに気づきます。
以前読んだときには少し難解で、よく憶えていなかったのかも知れません。
確か小学低学年の頃だったかと記憶しています。
その子にもよりますが、小学校高学年くらいから読むと、面白くて良いような気がします。