愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『住んでみたい宇宙の話』竹内薫

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いずれ人類には、地球以外でも住む必要が出てきます。

そんな時はどこにどうやって住むか?

それが大きな課題になります。

 

月に住む

月には水がある。重力が地球の6分の1。1日が30日分の長さがある。4〜5日で到達できる。

アポロで月に行った宇宙飛行士には、画家や宗教学者になった人がいる

 

火星に住む

大気がある。重力が地球の3分の1。1日が25時間。

テラフォーミング:住みやすい環境に変えて居住すること

1、火星を温める

フロンやメタンをまく。太陽光を当てる。

2、火星のドライアイスを溶かし、二酸化炭素を充満させ、さらに気温を上げる。

3、永久凍土が溶け海ができる。

数百年かかるが、生命体は地球から持ち込めば良いので、そこから先はスムーズに行くかも。

地球との交信は光速でも20分かかる

ダストと言う粒子が多く空が赤い

散乱されなかった青い光が残り、夕日が青い

地面がボコボコなのでヘリコプターでの移動が良い

 

金星に住む

大気が分厚い二酸化炭素。90気圧。地表が500度。

上空の1気圧で気温が丁度良い、50kmで生活する

小惑星を持ってきて星にぶつけ、雲を吹き飛ばす

雲が出ていく

数千から数万年かけて温度が下がる

 

土星の衛星、タイタンに住む

生命がいると言われている。メタンの海がある。重力が地球の7分の1

トリニダード・トバゴのピッチ湖はアスファルトの湖。微生物がいる。

→タイタンと似ている!

メタンの海潜水艦で済むのが良い

ガスを利用して電気を作る

 

生命の誕生に良い条件とは?

大気がある

液体がある

循環している

 

宇宙に住む(スペースコロニー)

コマのように回して遠心力によって重力を作る

上層階に行くほど体が軽くなる→お年寄り向き

地下は重力トレーニングによる筋力アップ向き

 

人の脳をパソコンに全てアップロードする

どんな環境でもそこの環境に向けた物質で体を作る

その体に脳をダウンロードする

→人はどこにでも住める

 

 

最後の人はどこにでも住めると言う部分は、果たしてそれが人と呼べるのかはちょっと疑問でした。

しかし、これから人類は何でもできる!と言うような気がして、読んでいてとても興奮しました。