愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『怒らないこと2』アルボムッレ・スマナサーラ

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原始仏教は、宗教と考えなければとっかかりやすいはずです。

単純に幸せな気持ちで過ごす方法や、自らをより良いものにしていく方法、と捉えられれば。

 

怒らない事は生涯をかけて目標とするのに良いテーマである

 

だらしのない人格には不可能

 

怒らなければ幸せになれる

 

(怒り)は知恵と理解で克服するもの

我慢したり押さえつけたりするものではない

 

感覚は常に苦しみ、ボーダーを超えたら認識

ボーダーは希望(期待)の強さで決まる

 

世間的な幸福は妄想である

 

生きる事は苦しみ、苦しみから別の苦しみへ乗り換えている

 

無常を知る→ 無執着=覚り→ 苦しみがなくなる

 

生老病死からは逃れられない 

→ 世間の幸せから離れて正しく生きてみる

 

不安、恐怖

→ 怒りの仲間

 

素直に聞く、相手の良いところを見る

 

後悔しない(過去はもうない、終わらない妄想)

 

怒りが出たら見る(無理になくそうとしたらそれも怒り)

体の動きも思考も止める

→それでもダメなら10回深呼吸する

 

多くの人は究極的に価値があるのは(自分の命)

だと思っている

→ 自我という幻想から、自分が最高

→ 最悪の思考

 

(私の足が痛い)ではなく、本来は(足が痛い)

 

自我が錯覚と理解する

→ 人々みんなの苦労に気づける

 

良い悪いを判断する目安

良い事はしにくい、悪い事は簡単

 

すべての生命は本気で苦しんでいる

→慈しみで接するのは当たり前のこと

 

どうでしょう?

これらを全部実践出来たら、素晴らしい人になれそうですよね。

そしてその人は、きっと幸せなはずです。