愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ブッダに学ぶほんとうの禅語』アルボムッレ・スマナサーラ

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莫妄想:妄想しない

 ほとんどの苦しみは妄想による自作自演

 

「誰かがわたしに怒鳴っている」

この理解は妄想

※実際の相手の意図は無関係

その人は空気を振動させている

それが耳に触れたという現象

 

放下着:放っておく(執着しない)

 妄想は執着から生まれる

 自我へ執着が消えたら「誰かが私に怒鳴る」

 これへの怒りは湧かない

 

仏教は全てを捨て去る世界

 

文化や宗教を、その衣装を捨て去ったら、言葉にならない空性の世界がある

 

修行者にとって修行は自然

 

明日死なない保証はない

→今日、不放逸で生きよ

 

殺生をしない

 

料理になったものは食べても良い

 

生きたいと言う存在欲があれば生命は残酷に生きざるを得ない

存在欲を捨てよう

 

1つ公案に正しく答えられるなら、全てに対してそれができるようになる

なぜなら、すべての公案は1つのことを指しているからである

 

政治体制、社会、時代によるローカルがある

その影響外に真理はある

 

俗世間では、善悪の道徳が必要

 

自分の心を観察して汚れないように気づく

「善を行う」のではなく「善そのものになる」