2021-06-03 『ぼくが葬儀屋さんになった理由』 結婚前に相手の両親に挨拶をしに行く。 なんとも緊張するイベントです。 とは言え、昔と違って「許さん!」などということは、まずありませんよね。 ところが本書の著者は、なんと相手家族ほぼ全員一致で反対されてしまいます。 それは、葬儀屋という職業が問題とされたためなのです。 あぁ、確かにね。 この職業は、被差別部落の人たちがさせられていたような仕事です。 でもこの仕事は、必ず誰かがやる必要がある、エッシェンシャル・ワークなのですよね。 そんな中でもしっかり働く著者は立派です。