愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『一日一生』酒井雄哉

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天台宗大阿闍梨である著者は、過酷な修行である千日回峰行を二度も成功させます。

 

2度の1000日回峰行を経てどんな変化があったか?

→変わった事は何もない

 

長く歩くコツ

疲れていない部位に意識を集中させて歩く

 

自分自身はいつも新しくなっている

1日も同じ日はない

 

生かされている、もっと世の中のためになれ

 

問は事は考え続けるのが大事

 

ある程度勉強したら実践に入る

 

ここで倒れてしまったら山の土になる。いろいろな生き物の栄養になれるなら、それは幸せなことだ

 

自分から見て正しくても、立場によっては違うかも知れない

 

行を終えても何も変わらない、という答えにとても感銘を受けました。

同時に自身はいつも新しくなっている、と。

ある瞬間で急に何かが起きるわけではなく、いつもの積み重ねであり、その最中にも成長しているということですよね、きっと。