愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『内モンゴル紛争』揚海英

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モンゴルはモンゴル国と中国の内モンゴルに分断された

(中国、内モンゴル)と言う言い方はモンゴル人にとっては不快である

 

遊牧民は自然に手を加えないのが基本

中国人が内モンゴルに来て草木を掘り起こして持っていこうとする→モンゴル人と対立

 

漢民族の難民がモンゴルに逃げてきた。やがて数で上回ると略奪を開始した

 

内モンゴルのモンゴル人は(中国籍モンゴル族)と言う自称を強制されている。しかし当人たちには抵抗感がある

 

世界各国の孔子学院は危険視され消されていっている

 

日本語、朝鮮語モンゴル語は文法的に近い

 

レーニン「他民族を抑圧するものは自身も自由になれない」

中国政府の下では漢民族も幸せとは言えない

 

クリルタイ=モンゴル語で(議会制)の意味

 

文化大革命ではモンゴル人に400,000人の死傷者が出た

 

2016年日本でクリルタイが開催された

かつてモンゴル人居住区に満州国と蒙疆政権を樹立した旧宗主国だから選ばれた

 

(戦争絶対悪)論は侵略される事を考えていない

→国民の奴隷化、エリート層の殺戮

 この最たる例がモンゴル

 

日本に対して侵略したと言う非難は、内モンゴルにはない

旧宗主国として中国に意見してほしい

フランス、ベルギーがアフリカ諸国に介入しているのと同様

 

内モンゴルは諦めずに戦っている

 

中国の様々な国に対する侵略は、現在大きな問題となっています。

まずは、これらを知らなければならない。

そして何をするべきか?

希望的観測でのほほんとしているのは、愚かだと言えるのかも知れません。