愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『世界史とつなげて学べ超日本史』茂木誠

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最新の分子生物学では日本縄文人のDNAはチベット人に近いことがわかっている

 

天武天皇が唐の支配を脱するため遣唐使を中止した

唐が弱ったチャンスに再開し、独立国だと認めさせることができた

遣隋使も政治的な独立を維持するために行われた

 

正規軍を持たずに他国からの侵略を逃れたのは4000メートルの高地があるチベット、海に守られた日本くらいである

12世紀までは非武装国家だった

 

宋は国土が半分になっても文治主義を続けた

領土的野心をもつ隣国にその方法は無効だった

 

侵略的な隣国には道理を解いても無駄

 

倭寇:日本+中国の海上武装

 

日本は万世一系

蘇我入鹿平将門が謀殺されたのは、皇位を狙ったと疑われたから

ポルトガルは鉄砲や中国のシルクを輸出して銀を得ようとした

→ (鉄砲伝来)は起こるべくして起きた

 

教皇庁は「神の敵=異教徒」の奴隷化を公認していた

→日本人奴隷も数多くいた

→秀吉が禁教令を出した

 

スペインはフィリピンを征服し、カトリックに改宗させた

 

信長は「明」征服を計画していた可能性がある

 

アメリカやフィリピンで暴れたスペインも明を責めるほどの日本には攻め込むことができなかった

 

パクスロマーナも軍事力があったから

鎖国も武力があったから、それぞれできた

 

日本人傭兵は東南アジアいって大きな力を果たした

 

オランダもスペインと同様だった

 

中朝は西洋文明を拒絶、日本はオランダから必要なものだけ取り込んだ

 

日本の軍事力を超えたと言う判断でペリーが来た

 

日本が近代化でまた軍事大国になった

 

立地などの幸運と様々な先人による努力により、現在の日本は存在している。

平和主義は素晴らしいが、そうではない他国の侵略には無力だし、そうした行為は実際にある。

民主主義だけではなく立憲主義も必要なように、やはり我々も日本を守る一定の努力はしなければならないのだろう。