愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ダライ・ラマ子どもと語る』クラウディア・エンリケ 森内薫 中野直紀

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ドイツ人の40%がダライ・ラマはお手本になる人物だと言っている

 

若者は聡明で、将来の問題を理解している

 

中国共産党ダライラマを脱出させてしまったと言うニュースを毛沢東が聞いたときに
「私たちは戦いに負けた」と言った

 

母が一人っ子に対するように、すべての命、全世界に対して無賞の慈しみを。上下にあらゆる方向に限りなく

 

出会った全ての人と親友のように接する

 

人間がいなければ地球は元気になる

 

私たちが変われる見込みはまだある

 

戦争は犠牲者しかいない。殺されるのも、殺人に追いやられるのも

 

慈悲、思いやり、正直さ、意志の力

 

修行や瞑想で、全体に安らかで落ち着いていられる

 

中国やインドに貧者はたくさんいる。でもそこに対してではなくお金は軍事費に使われている

 

20世紀半ばまで、戦争は普通にあることだと思われていた

核戦争さえあり得ることだと

 

国と言う枠組みだけで考えるのはもはや時代遅れ

 

キリスト教の司祭から「よきキリスト教徒」と紹介された

反対にその司祭に対して「よき仏教徒」と言った

善行や思いやりと言う点ではどちらも同じ

1日に5回、死の瞑想をしている

 

親切や人間らしさの時代が来る

→女性が指導者の方が適しているかもしれない

 

日本とドイツは敗戦後ネガティブにならず周囲と仲良くした

 

精神科:人の感情のうち90%は主観

周囲の事象や相手ではなく、自ら生み出している

 

神、仏、政府に期待するのではなく、私たち一人一人が平和のために尽くす


ある意味ではもっとも悲惨な立場にいるとも取れる、チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ
物凄い苦労があったことは間違いないのだけど、それを感じさせないほど明るくて強い。
より多くの人が彼のように生きられたら、きっと世界は変われるのだろう。