愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『トットちゃんとトットちゃんたち1997-2014』黒柳徹子

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30年前は1年に2400万人の子供たちが死んでいた

現在は620万人に減った

 

飲み水が入手できないスラムの人は、食べ物以上に高価な水を買うしか生きる術がない

 

耳の聞こえない子供に日本の手話で話しかけてみた

とても喜んでくれて会話が成立した

 

ゲリラに腕を切り落とされた子どもがいる

両親に、施設から帰ってきて欲しくない、と言われている

その子は戦争だから仕方ないと言って、ゲリラを憎んでいない

 

ユニセフタリバンに交渉して女子の自宅学校を開いたりもしている

 

FG M(女性器切除)

ソマリアなどのアフリカにある風習で、処女を重んじるために行われている

これをしていないと結婚相手が見つからない

ずっと続く痛みや感染などの危険を伴う

 

僕たちは無視され、差別されているのに、こんなに遠くまで、ここまで会いに来て、話を聞いてくれてありがとう

 

日立が地雷除去車を開発している

 

独裁政権→学者、先生、医者などの国民への影響が強い人々を虐殺する

 

ハイチ地震の時に日本の子供たちは励ましのメッセージを送った

東日本大震災の時に今度はハイチの子供たちが日本に励ましのメッセージを送った

 

平和は1つ、世界も人類も1つ

 

子供と話すのも大統領や首相と話すのも対等に

いつでも自然体

 

現在日本では5歳未満の子供の死亡率は0.3%

内戦中の国だと38%

 

どんなにひどい状況の国でも自殺する子供がいなかった

日本では子供が自殺している

豊かさとは何なのか分からなくなる

 

助ける、手を貸すと言うより、みんな一緒にやると言う考え方もある

 

現実がある。

それも、とても正視に耐えないような現実が。

わたしたちはそれを知った方が良い。