愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 真理のことば』ブッダ 佐々木閑

仏教は多様性に富んででいる

 

日本の仏教は本来のブッダの教えとかなり異なっている

 

自分の救済者は自分自身

 

自分をコントロールして初めて、得難い救済者を手に入れられる

 

ブッダの教えは科学的

 

子供や財産は自分のものではない

そもそも自分自身が自分のものではない

 

子供はしっかり育てて、後は本人の人生

 

世界の中で自分が中心ではない

その構成要素の1つに過ぎない

 

自分などと言う中心はない

自分のだと言う特別はない

 

すべては変化し続けている

 

機械:パーツを集合体

人:パーツの集合体+意志

ほとんど同じようなものである

 

ある人の影響で他人が変わる、それは残る

→死んだ人が今も生きている

 

仏教サンガのメンバーになる時、一般的には残る家族に全財産を譲り渡してから出家する

 

自己鍛錬をし続ける

→盲目的に神を信じない人

 すべてを失い苦労している人に向いている

 

何かをやる前に瞑想する

 

出家は手段であって目的ではない

 

己に勝つ

 

雑念を払い集中する→実力がかなり上がる

 

原因と結果で世の中は動いている

 

 

当たり前のことしか言っていない。

しかし、わたしたちがいかにそれを知らずに生きてしまっていることか。

「まともに生きよう」

そのように思える著書です。