愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『原訳 スッタ・二パータ』アルボムッレ・スマナサーラ

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哲学や宗教を正確に理解するには、文章を丸ごと覚える

 

意味だけを覚えると主観により思考がずれていってしまう

 

蓮の根が水中で広がりあちこちに花を咲かせるように(欲)も1つで終わらずどこまでも増える

 

五感の限界を知り、やりすぎないようにする

→楽で健康に生きることができる

 

知識と体力は使うことで能力が上がる

 

(欲しい)ではなく(必要、不可欠)で判断する

 

(今)に集中する

スローモーションで(実況)しながら行動

 

物質ではなく

(執着心)を捨てる

 

何かを認識したら良いか悪いかまでで止める

良い→欲しい→欲

悪い→嫌だ→怒り

欲と怒りはどちらも執着である

 

執着があればいつでも激怒する可能性がある

 

笑いは社会貢献

 

怒りも欲も悪い

反応しないように。放っておく

 

自分の判断は主観、自分が正しくはない

 

他人を評価するのは間違っている

私<他人

私=他人

私>他人

以上の3つしかない

 

食べ物が(おいしい)ではなく(美味しく感じる)の方が正しい

 

すべての行為と結果は無常

 

生きること自体に意義はない

 

悟りに達すると怒りが生じなくなる

好き嫌いで判断しない

無常

因果法則

これらを受け入れる

 

一般の人は怒らない、悟ったものは怒りがない

 

すべての現象は因縁により生じ、因縁が変わるとなくなる

 

概念は実生活を送るのに必要

例)日本人、住所、株

ただし、もともとは存在していないただの言葉である。

 

世界は前進している。その中で止まっているのは後退しているのと同じ

 

(我こそが正しい)は恐ろしい思い込み

 

五感→捏造→執着

 

物の価値はまやかし、実体はない

 

肉体的な欲求も実体はない

 

自分は悪事を働くかもしれない→常に気をつける

 

諸悪の根源=欲、怒り、愚か

 

生きることは全て苦しみ

生きたい→苦しみたい

 

自らに頼る

 

全てが手に入り叶えられる身分を実際に過ごしたからこそ、わかることがある。

これらの教えを理解して会得するために、僧侶たちは一生をかけている。

容易な道ではないことは、確かだろう。