愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『心がスーッとなるブッダの言葉』アルボムッレ・スマナサーラ

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テーラワーダという原始仏教の長老である著者が、心を楽にさせる言葉を教えてくれます。

 

ブッダの教えには2つのセクションがあります。

1つ目は良い人間関係を築いて毎日を幸福に生きるための方法です。

2つ目は生きる苦しみを乗り越えて悟りに達するための方法です。

どちらを選ぶかはその人が決定できます。

 

悩みは全て自分の心が作っています。つまり感情自体が悩みです。

宝石を見て、欲しがって思い悩む。
お金を欲しがる。
これらは欲の象徴です。

自分に正直にしてはいけません。

人の心はすぐに悪い方向へと向かうからです。

 

必要なものだけ手に入れましょう。それ以上を欲しがってしまうのは強慾です。

 

喜怒哀楽は良くないです。理性による喜びは良いのですが、感情的な喜びは危険です。

例えば感情的な人は話が通じずに危険です。それと同じです。


人生には意味などはありません。

答えの出ない問いは放っておきましょう。

自己を成長させる努力をしましょう。

 

人から好かれるためには

1、自分にできる方法で人助け

2、よく考えて相手の喜ぶ言葉で話す

3、人のため、人に役立つ生き方をする

4、すべての人に平等に接する

 

見返りを求めない。

 

人の幸せを自分のものと同じように喜ぶ。

 

今の仕事に没頭する。それだけに集中する。

 

問題は起きてから考える。

 

人間のひとりひとりは社会全体からすると、ゴムパッキン程度のものでしかありません。

それは社長も、総理大臣も、大統領も、そして鶏も一緒です。

 

祈っても役には立ちません。それよりも努力しましょう。

 

来世のあるなしにかかわらず、善人であれば幸せです。

 

幸せとは心の安らぎです。

悩み、苦しみ、嫉妬、怒り、憎しみなどで病んでいない状態です。

 

原子仏教は、日本ではあまり知られていません。

もともとのブッダの教えは、とても現実的かつ科学的で、しっくり来る人は多いのではないでしょうか?
このように考えられる人が多いと、世の中は平和になりそうです。