未成年の犯罪者は実名で報道されず「少年A」として、人々に認知されることになります。
著者はそれらの少年たちの弁護を、数多くしている弁護士です。
気が向かないながらも引き受けるような凶悪犯罪でも、実は犯人はそこまで凶悪な人物ではないように感じられたりします。
親が甘やかしているから、全く反省していない少年もいます。
少年と大人と違うのは、更生の余地が比較的ある、というところかもしれません。
そのためか、著者は少年が犯罪をもうしないような人物になるよう、しっかり向き合おうとしているように見えます。
少年にとっては、自分のために一生懸命やってくれる大人の存在は、きっと改善する手助けになるはずです。