愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『踏みにじられた未来「長野智子

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集団暴行事件の加害者にされた、少年たち。

被害者の供述にも、他の証人の証言にも、裁判の経過にも、あからさまな違和感を感じます。

それでも裁判は続き結審する。

裁判官たちはおそらく、少年たちの人物も何も見えていないのにも関わらず。

まるで自分が神様にでもなったかのように、何も疑問を持たずに。

日本では、犯罪者にさせられるレールの上に乗ってしまったら、いや、乗せられてしまったら、本当に終わりなのですね。

恐怖です。