愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『摩訶止観を読む』池田魯參

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わたしたちは己の心を顧みることも忘れて、外界の現象ばかりを追い求め、右往左往している

 

修行に適した状況を作る

①清浄な持戒の生活

②衣と食を具える

③静な場所に閑居

④雑用や雑事をやめる

⑤よい知識に近づく

 

捨てるべき苦はなく

断ち切るべき迷いなく

嫌うような世界もなく

行じるべき修行もなく

さとるべき悟りもなく

求めるべき真実の世界もない

全てがただ一つの真実で、そうで無いものは何一つない

 

心底うなずける教えを積極的に生き、深め、身につける

それは周囲に影響を及ぼしていける

 

欲を無理におさえつけず、放っておく、遠ざける

 

色の害は最も深く、人を狂わせる

 

労働が仏道の修行

 

まずは修行の成就が先決

 

禅定は全ての人の課題

 

どんな考えも間違いに気付けば、正しい方向に行ける

 

個々人のそれぞれに異なる人生。その具体的な一つ一つの問題に向き合う中で、初めてその人の人生が現れる

 

まず己の実現をしっかりと見すえる

納得できることを堂々と。一歩一歩前へ進む

これが最も確かな修行