子どもの頃に親から精神的な虐待を受けた著者。
その弊害として、自分を好きになれなくなってしまいました。
しかも恐ろしいのは、その原因や状態になかなか気づきにくいことです。
本人はただただ生きにくかったり、辛かったり、暗かったら、ネガティブだったり。
自他ともに、そんな人だと評価するだけかも知れません。
そんな中、自分の気の持ち方や労わり方に気づいていく著者。
物凄いサポートをしているわけではないけど、なんとなく程良い手助けになっているようなパートナーの存在も好ましく見えます。
子どもの頃の著者が出てくるたびに、不憫でなりませんでした。
著者の幸せを願ってやみません。