愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『自分を好きになりたい。』わたなべぽん

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子どもの頃に親から精神的な虐待を受けた著者。

その弊害として、自分を好きになれなくなってしまいました。

しかも恐ろしいのは、その原因や状態になかなか気づきにくいことです。

本人はただただ生きにくかったり、辛かったり、暗かったら、ネガティブだったり。

自他ともに、そんな人だと評価するだけかも知れません。

そんな中、自分の気の持ち方や労わり方に気づいていく著者。

物凄いサポートをしているわけではないけど、なんとなく程良い手助けになっているようなパートナーの存在も好ましく見えます。

子どもの頃の著者が出てくるたびに、不憫でなりませんでした。

著者の幸せを願ってやみません。