愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『悪の処世術』佐藤優

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出世は競争です。

年功序列の社会でなければ、何らかの理由で上に行く人とそうで無い人とが出てきます。

その企業や団体や社会によっては、出世をすると莫大な有形無形の利益を得られます。

そうなると、ある人はどんな方法を使っても出世をしようと試みるでしょう。

本書は、複数名の著名な人物の処世術をいくつも紹介しています。

それも悪い部分を。

そういう人物だから上にいけたのか?

上に行くにはそのような方法が必要なのか?

ほとんどおぞましいとも言える事例もあり、権力に対する欲の恐ろしさがとてもよく分かります。