ソ連という大国がありました。
現在のプーチンが夢見たがるような。
そこでは信仰の自由さえ認められず、様々な民族や国が飲み込まれ、多くのものを奪われました。
すでに亡くなっていますが、ソ連が存在している間、その首都に巨大な像が象徴的に立っていました。
本書はその像を倒す、つまりソ連を解体するために尽力した女性たちを描いています。
また、似たような独裁政権を倒した市民たちも、数多く描かれています。
これらのような政権を倒すのは、一人の英雄ではなく、多くの一般の人たちなのかも知れませんね。
我々は独裁政権下で生活しているわけではありません。
しかし、ベストではない現状ではあります。
それを良くすることはきっと出来る。
それも我々の手によって。
そのように勇気づけられました。