シャープの非暴力論
普通の人が、日常生活の延長として平和活動を行う
非暴力を用いる理由は、政治的に賢明な策、だから
平和活動の大きな課題は、軍事や暴力との戦い
非暴力とは、何もしないことではない
ただの無抵抗は、真の平和を生み出しはしない
今の自分に無理なく出来ることから始めればよい
処罰を恐る人、抵抗を隠したい人にも、出来ることはある
非暴力闘争も、計画性が必要
意図的に、積極性に仕掛ける
時にリスクや犠牲を伴う
力関係に大差があれば、交渉が互いに満足できる解決にはならない
ときに交渉相手のリーダーを暗殺、合意は反故にされる
人々が抵抗運動を止めれば、弾圧は以前よりも過酷なものになる
だから、ただ抵抗するのではなく、手段を吟味して適切に続ける
政治的な力の源は、人々や機関の従順な協力で成り立つ
人々が働かず従わない、非協力、が各所で同時に発生し続ければ、独裁体制は弱体化する
独裁体制の打倒には、集団レベルの運動が求められる
独裁体制に暴力で挑むのは、相手の得意分野での戦いなので賢明ではない
選挙は独裁体制下では機能しない
選挙結果は無視され、勝者は脅迫、逮捕、殺害される
非暴力闘争とは、暴力なき戦争
兵士たちも独裁体制の犠牲者
味方につける
抗議・説得:デモ、座り込み、集会、ポスター、チラシ、シンボル身につける、歌う
非協力:不買、未納税、ストライキ、仮病、休み、出来レースが明白な選挙のボイコット
不渉:断食、妨害的な買い占め・投げ売り、新システム、政府の立ち上げ
政治的柔術:相手の横暴を逆手に取り、倒す
独裁者を倒すだけではなく、民主体制をしっかり据えつける
小さな抵抗運動から始め、より多くの人に参加してもらう
具体的な目標を掲げる
ストライキまでではなく、意図的に効率悪く働くなどはしやすい
警察、官僚、軍が完全に独裁体制を支持していたら、倒すのはとても困難
私たちはロシア人とではなく、共産主義と戦っているのだ
CNN効果:自分たちの活動がメディアにアップされたら、そこで満足してしまうこと
独裁体制崩壊直後が、新独裁体制誕生の危機
が望ましい
自由はただではない
自ら勝ち取り、守り続ける必要がある
→格差拡大
アメリカ型民主主義の代表的な問題
民主的な選挙にも、ヒトラーが選ばれる危険性あり
非暴力は完全に貫くことが極めて重要
非暴力の勝率53%
暴力の勝率26%
暴力の勝利は新抑圧体制を生じやすい
運動成功に大事な要因
人々を大量動員する
軍や警察に変化をもたらす
個人は無力、結束して大勢力形成を目指す