愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『歎異抄にであう』阿満利麿

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凡夫は自我の欲望を動員し、他者が見えず、自己の優越を主張する存在

 

疑いつつも、それを放っておいて念仏すればよい

 

浄土宗

日本初の国から独立した宗教

 

弾圧される、これが宗教と政治の問題の原点

 

阿弥陀仏は、念仏する人全ての「願いを叶えよう」と誓った

 

呪術は自己のために使う

 

全ての人々を仏にしようという考えに、心底納得する

→ それに参加させてもらえる

 

阿弥陀仏が存在するのは、私が口で唱える時だけ

 

輪廻からの脱却、真実の智慧に目覚めることが、仏教の目的地

 

仏 = 悟り

 

念仏には自分の「はからい」を加えてはいけない

 

念仏することが、仏になること、そのもの

 

善悪の基準は、仏になれるかどうか、にある

 

自分が何をしでかすかわからない、と認識する

 

自分もまた悪人

 

人間は深くて広い

 

他力、はインド語にない、漢語

 

理解を越える世界がある

 

全ての人の救いを願わなければ、意味がない

 

持ち前通り、死んで行きさえすればよい

 

ときに挫折しても、やはり人を大切にしよう