愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『人のセックスを笑うな』

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人のセックスを笑うな

 

なんて、センセーショナルなタイトルなんでしょうか。

これだけですっかり引き込まれてしまいました。

 

美術の専門学校に通う主人公が、教師に恋をします。

かなり年齢が離れていて、子どもはいないけど、既婚者です。

教師に絵のモデルになるように頼まれたのがきっかけで、体を重ねるようになって行きます。

 

どんな恋にもいつかは終わりがきます。

二十歳そこそこの若者があんなに歳上の女性と関係を持ったら、恐ろしいほど溺れてしまう事は容易に想像がつきます。

でも止められないんですよね、切ないです。

同級生の可愛い女の子から告白されたとしても。

 

恋なんて、はたから見たら愚かだったり恥ずかしかったりするもののようです。

登場人物みんなを応援したくなりました。

 

恋をしている人、これからしたい人、過去にしていた人、それぞれにオススメです。