ピラミッドを実際に現地で見た人は、意外に大きくなかったと感じることがあるそうです。
とにかく広大な砂漠にポツンと建てられているから、そのように感じられるのだとか。
もし、ピラミッドを現在の都市部に建てたら、高層ビルと同じくらいの高さがあり裾はかなり広いので、その大きさが良くわかります。
古代エジプトでは、紀元前3150年から紀元前322年頃まで文明が続きました。
その中のある時期に、ピラミッドは作られました。初期は階段状、そのご四角錐と形が変わって行きました。途中からピラミッドは小さくなりましたが、葬祭殿は大きくなり内部のレリーフなどに力を注がれるようになりました。
建設には、水平や垂直を知る必要があり、そのための道具が使われていました。
また、腕や手や指で長さを表していたりしました。巨大な石を切ったり運んだり、頂上付近にはてこの原理を使って石を運んだり、と様々な工夫がなされています。
現代のような機械を使わずにピラミッドを作るのは、実に大変なことです。
全ての工程は未だに解き明かされてはいません。
そのため、ピラミッドは宇宙人が建てた、という説があります。
それほど古代エジプト人は素晴らしい技術を持っていた、ということなのでしょう。
現在でも、遺跡の発掘は続いています。
ちなみに発見されたものは全てエジプトに収蔵する決まりになっていて、国外に持ち出してはいけません。
他の項で、もしもジッグラトを増築したら、というものもあります。
これは、旧約聖書に出てくるバベルの塔のモデルだと言われています。
また別の項では、もしもコロッセオにセリエAを呼んだら、というものも。ちなみにコロッセオでは、水をはって船を浮かべて海戦を上演したりもしたそうです。
ヴェネツィアの水が干上がったら。
マスジド・アル・ハラームに巡礼した人が東京ドームに移動したら。
東京の銀座に出雲大社があったら。
もしもエレベーターで宇宙に行けたら。
有名な場所や建築物が出て来て、どれも興味深いです。
大人も子どもも楽しめる内容で、老若男女にオススメ出来る一冊です。