様々な世界の名作を、まんがにして紹介してくれているシリーズです。
主人公は著者でもあるダンテ。
生きながらにして、地獄を旅することになります。
地獄の渡し守はカロン。他にもミノスやケルベロスなどのギリシャ神話から、たくさん登場してきます。
辺獄というところにはキリスト教の洗礼を受けていない人々がいます。
そこにはイエス誕生以前に存在したひと、アダム、ノア、モーセがいて、イエスに救い出されたそうです。
残っている人の中には、カエサル、ソクラテス、キケロなどの錚々たるメンバーがいます。
地獄の最下層にはルチフェルがいて、ユダを最も重い罪で責め続けています。
次は煉獄です。
ここでは罪を償い天国へ行くために、なかば喜びながら、人々は責め苦を受けています。
その中には、元ローマ教皇もいます。
最後には天国です。
天使に導かれてやって来た、ベアトリーチェが道案内をします。
ここでは空を自由に舞い、光に包まれ、多くの良い魂や愛を見ます。
そして全ては繋がっていることに気づきます。
神と愛と光。
人々がそれらのことに気づいて、死後の世界を知り、正しく生きると良い。
そのようにして、物語は結ばれます。