愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『心が折れそうなときキミを救う言葉』ひすいこたろう 柴田エリー

 

心が折れそうなときキミを救う言葉 (SB文庫)

心が折れそうなときキミを救う言葉 (SB文庫)

 

 

 

人生復活塾と言う形で、本書は始まります。

塾長は著者です。

本書では数々の偉人たちが出てきます。

その人たちは皆最初から順調に行ったわけではなく、様々な困難や逆境にめげずに立ち向かい、成功を収めました。

私たちが知っているのは、彼らの成功している姿や成し遂げた功績です。

しかしそれに至るまでに、普通の人であればくじけてしまったり投げ出してしまうような、困難がありました。

それらを知ることで、勇気づけられる人がいるかもしれません。

 

ジョン レノン

ビートルズのメンバーです。常に自分の味方をしてくれた母親が、かれが15歳のときに亡くなってしまいます。

同じような境遇の Paul McCartneyとバンド組んで演奏し始めます。ドイツのクラブで演奏するようになりましたが、メンバーのジョージが18歳以下であることがばれ、国外追放になります。

さらに寝泊まりしていた映画館でボヤ騒ぎを起こしてPaul McCartneyが国外追放になります。

もはやドイツでの活動を続ける事は叶わず、イギリスのリバプールに戻らざるを得なくなりました。

そんな状況から復活して、観客を魅了するような曲をそんな状況から復活して、観客を魅了するような曲バンドに成長していきました。

 

ティーブジョブス

 Apple社を立ち上げ世界的な企業に発展させましたMacintoshiPhoneなど世界に衝撃を与えるようなものを作りました。

1985年、彼は業績の悪化などを理由に、自らが創業した会社を追放されてしまいます。

次に創設した会社でコンピューターを作ったり様々な製品を世に出します。

しかしその全てがうまくいきませんでした。

それでも、同じ業界で仕事を続け、1997年ついにApple社に呼び戻されます。

そこからは、誰もが知っている通りの活躍をします。

彼はこのようなスピーチをしています。

「毎日を人生最後の1日だと思って生きていこう。そうすれば、いつのひか必ず、間違いのない道を歩んでいる事だろう」

 

おかにも、アガサクリスティー、マドンナ、エジソン本田宗一郎孫正義ガンジーオードリー・ヘプバーンチャップリンタモリ徳川家康、ベートーベンなど多くの偉人が出てきます。

それらの人々が皆、辛い経験をしています。

そんな経験からくる言葉の数々は、とても実感がこもっていて、感慨深いです。

 

人は皆、挫けそうになる事はあると思います。

今まさに何かを頑張っている人に、是非とも読んでいただきたい一冊です。