愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

日常

今週のお題「感謝したいこと」

 

ある漫画を読みました。

アニメにもなり、映画化もされる人気だとか。

舞台は孤児院で、主人公はそこに住む孤児たちです。

この子たちはある程度まで成長すると、良いところに貰われて行きます。

いいとこの子になる、というわけです。

しかし、実はそうではありません。

この子たちは、鬼に食べられてしまうのです。

ある時から子どもたちはその事実に気づき、施設を出されることを、出荷と揶揄して呼ぶようになります。

そして、何とか逃れる術を探し始めます。

 

この話、人と家畜を、鬼と人、に入れ替えた話なのですよね。

ブロイラーであり、肉牛であり、養殖魚である。

人は生き物を、ただ自分たちが食べるために育成している。

しかしそれは本当にたまたまで、いつ自分たちが食べられる側に回っても、おかしくはない。

そして、食べられる動物のお陰で、人は生きていられる。

 

まいにち多くの命を、捧げて頂いている。

そのことに感謝しよう。