愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

人口爆発のあとには

今週のお題「爆発」

 

ある程度の上下はありつつ常に増加してきた種族、人間。

あらゆる生き物の中でこのような増え方をしている例は、他にあまり無いようです。

さて、その繁栄は同じ人間として喜ぶ事なのかも知れません。

が、しかし。

生態系で見ると、これはかなり不自然だと言えます。

ある種だけが増えると、食べるものがなくなったり天敵が増えたりと、その種の繁殖を抑制する働きが生じます。

これは地球や生物全体でバランスを取る動きだとも見られます。

 

そのような観点からすると、人口爆発とも言える人間の増え方は、本当に異常です。

ところでこの観点とは、様々な生物をフラットに総合しただけでなく、地球が出来てからの生物史という意味合いもあります。

 

自然災害や感染症で多くの人々が亡くなっている今の状況は、もしかしたら大きな視点による、必然的なものだとしたら。

そしてその意思は、ある程度まで人間を減らそうとしている。

だとしたら、人間の人間を増やそうとする営みを変えない限り、人が減るのは収まらないのかも知れませんね。