愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『100分de名著 日蓮の手紙』

f:id:kazuyoshisan:20220329162014j:image

インドのアショーカ王は「法による統治」を行った

一切の人々はみな我が子

 

日蓮は『貞観政要』の思想も取り入れていた

正義と勇気

 

ただ庵にこもらず、人生の全てを実践していた

 

神に頼る気持ちは無い

 

信徒に送った手紙には、人としての温かみがある

さらにユーモアもある

 

要らぬおしゃべりをしない

 

聞かれた事しか口にしない

 

喧嘩をしない

 

法華経」は仏法➕社会での生き方を重視

 

仏教の1番の目的は「人格の完成」

 

釈尊は過去の因習、迷信、先入観、独断的な教義、占いを否定した

 

日蓮は科学的かつ合理的な考えを持っていた

 

様々な経典を体系的に整理してノートにまとめた

 

法華経を手放して盲信したわけではない

信じられない部分は信じられない

平等思想は貴ぶ

言行一致

「人は死ぬ」と知っていたが、大事な人の死に対しては呆然とした

 

相手の身になってものを思う

 

生きていれば功徳を積める

 

最後まで質素な暮らしぶりだった

 

自らの衰えをためらわず受け入れ周囲に見せる

 

自分の死ぬ間際までユーモアを持っていた

一般的な日蓮のイメージとは、かなりかけ離れた人物が、浮かび上がってきました。
激しく強く、ともすると頑固で怖い人のように思っていました。
しかし本書では、優しく暖かく、迷いながらも成長して前に進むという、身近でありながら尊敬すべき日蓮がいました。