愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『すべてには時がある』若松英輔 小友聡

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それでも生きよ

 

朝に種を撒き、夕べに手を休めるな

 

人はパンのみで生くるにあらず

→聖書は読み物と言うよりも食べ物

 

旧約聖書=イスラエルと神との契約

新約聖書=神を信じる全ての人々と神との契約

旧約と新約は2つで1つの分かちがたいもの

 

人間が1番偉いという立場を手放そう

 

旧約には過去、現在、未来が記されている

 

へべル(ヘブライ語)

空、つかの間、虚しい、無

見えない何かを表す言葉


ルーアハ

風、息吹、霊

 

プネウマ

息、霊

すべての宗教は指、それは手のひらでつながっている

 

人は自分を満たすためにあらゆるものを手に入れる、しかし、自分を空にすればするほど、神がその空白を満たしてくれる

 

幸福は人それぞれ

 

何が幸せかわかっている、ただ言葉にできないだけ

 

言葉にできないけど存在しているものはある

 

ある修道女たちは知らない人のため長時間祈りを捧げている

 

残された時間はへべルだから、精一杯生きよう

 

安心して苦しみ、安心して生きよ

ギリシャ
クロノス→時
カイロス→永遠に繋がる時
おの言葉がカイロスだった、あの経験がカイロスだったと、後でわかることがある

来世ではなく現世を考える

世界のではなく私の終末を考える

 

ドゥーイングだけではなくビーイングで人生は深まる

 

不条理を引き受ける、応えろ

 

人生に何を期待できるか?

→ 否!人生からの問いに人が答える責任がある

 

言葉にできないものを言葉にすると、かえって矮小化してしまう

 

シャローム

平和、調和

 

待つ、佇む、深い確信の中でその到来を待つ

 

生きるための労働が大事

人と比べ、押しのけて利益を得る労働は虚しい

 

食べて働くものは快く眠れる

 

労働は仕事のできない病人が闘病することも含まれる

 

ぶどう園の労働者

 

主語は私ではなく、常に私たち

 

うまくいくのが何か、人は知らない

 

愛語:洗練された言葉でなくても良い

 

次の世代のために種をまく

 

シャーパト

裁く

よりもむしろ神が支配すると言う方が正しい

 

私たちは先人の植えたものをそれと気づかず刈り取っている、自分の力だと傲慢になってはいけない

 

旧約が根っこ、新約が花

旧約をしっかり読めば、新約の読み方が変わる