愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『すぐやる人の読書術』塚本亮 明日香出版社

 

「すぐやる人」の読書術 (ASUKA BUSINESS)

「すぐやる人」の読書術 (ASUKA BUSINESS)

 

 

若い頃にある読書を通じて、著者はあることに気づきました。

読書には、行動を変える力があります。

 

読書は、その行為自体でそこまでの変化は起きません。

大きく成果を上げるには、読書中にこれをやろうと思ったら、本を読むのは切り上げて、すぐに行動を起こしましょう。

また、そう言った箇所を探すためには飛ばし読みをしても良いです。読むのが億劫になってしまうようでは、良いところまで読み進めるのが難しいからです。

普段見る書店や棚を変えてみると、新しい発見があります。

 

方法についての本は、積極的に取り入れたいです。そうすると、自分をアップデート出来ます。

読書の内容をアウトプットしていくと、読書が自身の投資になります。

 

本を読んでいて感情が動くと、すぐに行動に移してみましょう。難しい場合は、本に書き込むだけでも良いです。

 

読書とは異なるかも知れませんが、教わり上手で人のアドバイスを必ず実行すると、成長しやすいです。

 

SNSでシェアしましょう。その前提で読むと、楽しいし理解が深まります。

その時は、自分の言葉でアウトプットすると、内容が身に付きやすいです。

 

読書を習慣化しましょう。集中しやすい場所や、朝の頭に入りやすい時間を選ぶと成功しやすいです。

そして、読んだら何でも試してみると決めるのも一つの方法です。

 

本を読んでからすぐに行動に移すと、成果が早く出やすいのは確かです。

本の内容によって、その効果は異なるかも知れませんが。

しかし、プラスになることは間違いないので、著者の述べている通り、本書を読んだら早速何かを始たいですね。

 

 

「すぐやる人」のノート術 (アスカビジネス)

「すぐやる人」のノート術 (アスカビジネス)

 

 

 

「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 (アスカビジネス)

「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 (アスカビジネス)

 

 

『今日からワーキングプアになった』増田明俊利 彩図社

 

今日からワーキングプアになった 底辺労働にあえぐ34人の素顔
 

 

働いているのに収入が少ない、もしくは足りないという状況に陥ってしまっている人たちがいます。

 

本書は、様々なワーキングプアの方々が自身の身の上を独白する、という形で進みます。

 

会社が倒産したため、急いで次の職場を探したけど、なかなか就職先が見つかりません。

50を過ぎていると、年齢オーバーで面接すら受けられない場合も多いです。

どうにか就職できたものの、給料は前職の半分も行きません。

マンションのローン、子どもの学費、それ以前に日々の生活費も切り詰めなければ、やっていけません。

専業主婦だった奥さんも、パートで働き始めます。

二人の収入で何とか暮らしています。

 

おおよそのディテールは上記の通りです。

その方によって、きっかけが交通事故だったり金融不況だったりします。

また、借家やマンションや持ち家など、環境もまちまちです。

しかし、どの方も少しのきっかけで、ワーキングプアになってしまいました。

という事は、誰でもいつでもそうなる可能性がある、ということかも知れません。

考えると、相当怖い話です。

『頭がよくなる思考術』白取春彦

 

 

思考するのに方法があるなんて、考えたことがありませんでした。

しかし思い返すと、この人は何を考えているんだろう?とか、特に頭の良い人に対しては、この人の頭はどうなっているんだろう、と感じたことがあります。

あれは、それぞれの思考回路、その根本にある思考術の違いを感じていたのかも知れません。

 

まずは正しい言語を身につけましょう。

永遠、永久、欲望、欲求、魂、霊、同情、憐憫…。

正確に言葉を理解出来なければ、受け取るにしても表現するにしても、正しくやり取りがなされるはずもありません。

 

自分の考えが正しいとは限らないので、常にそれを批判しましょう。

 

好き嫌いという感情と考えは、全くの別物です。思考する時は、感情、好き嫌いや損得や利害を排除してから始めましょう。

 

常に疑問を持ち続け、何事にも興味を持ち、増やした知識を組み合わせて知恵として、頭を使いましょう。

 

他人や言葉や評価や結果を過度に気にせず、考え抜いて行動したら、後は運を天に任せても良いです。

 

良い心の持ち方をしましょう。

問題が起きたら自分が成長出来る、仕事により自分が輝く、雑用も丁寧にやれば精神的な安定を得られる、人の話を聞くと優しくなれる。

そのように考えて行くと、自分のしたいことが見えてきて、それをすることにより満足を得られるようになります。

 

瞑想したり、好きな曲を聴いたり、脳の負荷を取る時間を持つと良いです。

 

思考するのと、感情に振り回されるのは、全くの別物です。

くよくよするのではなく、理知的に自他に対して公正に思考してこそ、良い行動が取れるはずです。

思考術を正しく使えれば、正しい行動が取れて、満足の行く生き方が出来そうです。

 

頭がよくなる思考術

頭がよくなる思考術

 

 

 

『起業家』藤田晋

 

起業家 (幻冬舎文庫)

起業家 (幻冬舎文庫)

 

 

サイバーエージェント、と言うよりもアメーバブログとかアメブロと言った方が、馴染みのある人が多いかも知れません。

 

メディアにも露出していて、ご存知の方は多いかも知れません。

本人は自身の職業を起業家、と言います。

サイバーエージェントを立ち上げて上場し、アメブロを起動に乗せて、さらに伸びていくさまが描かれています。

もしかしたら良く知らない人は、順風満帆に行っているように見えていたのでしょうか。

ところが本書を見ると、とてもそんな物では無いことがわかります。

人一倍肝を据えて、覚悟を決めて、努力をして、それでようやく仕事が上手くいきます。

 

大小に関わらず、多くの仕事人に読んで貰いたいです。

きっと得られるものがあるはずです。

 

『世界一美しい食べ方のマナー』小倉朋子 高橋書店

 

世界一美しい食べ方のマナー

世界一美しい食べ方のマナー

 

 

食事の仕方はとても重要です。

マナーがなっていなければ、それだけで嫌われてしまう場合もあります。

人によっては、最もセクシーな行為の1つだ、とも言います。

そこで、美しい食べ方を身につけておけば、とても良い印象を相手に与えることが出来るはずです。

 

相手にノイズを与えない。

顔を上げて食べましょう。相手に注意を払うのが、まずは大事です。

一口の分量を多過ぎないようにしましょう。

話しかけられて、間を空けずに喋られるのが良いです。

話題も悪口や噂話は避けましょう。

音を立てないようにしましょう。

ナイフは力を入れ過ぎず、引いて切ります。

麺は数本、噛み切らないで済む量が良いです。

 

見た目を綺麗にする。

料理の見た目を、悪くしないように食べましょう。混ぜて良いビビンパなどのメニューは別です。

魚の骨などを食器の隅に纏められると、とても良いです。さらに懐紙で隠せたら、ベストと言って良いです。

 

紅茶はソーサーを持って良いですが、コーヒーのソーサーは持ちません。

小さい器を持つのは構いませんが、大きい器を持つのは良くありません。

 

気をつけるポイントはたくさんあります。

それを沢山出来ると、よりマナー良く見える、ということになりそうです。

そして、何より大切なのは、美しく食べようという心構えなのかも知れません。

『子どもにホームレスをどう伝えるか』生田武志 北村年子

 

子どもに「ホームレス」をどう伝えるか

子どもに「ホームレス」をどう伝えるか

  • 作者: 生田武志,北村年子,一般社団法人ホームレス問題の授業づくり全国ネット
  • 出版社/メーカー: 太郎次郎社エディタス
  • 発売日: 2013/07/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

ホームレスとはどういう存在でしょうか?

実は、しっかりと理解していない人が多いようです。

本書は、ホームレスの人たちに対する偏見を解き、しっかりと考えるようにすすめています。

 

若者による、ホームレス襲撃事件があります。

数名のグループで犯行に及ぶ場合が多く、本人たちは、悪いことをしているという意識がほとんどありません。

寝ているホームレスに火をつけたり、殴る蹴るなどの暴行を加えたりして、酷いと命を奪うというケースまであります。

なぜ、そんなことが起きてしまうのか。

それは、ホームレスの人たちに対する、無知からです。

若者たちは、親からホームレスを良くない存在だと教えられることが多いです。

そして、汚いとか、働かない怠け者だとか、得体が知れないだとか、そんな風に考えてしまいます。

しかし、実はそんなことはありません。

ホームレスとは、そもそも家がない状態を指す言葉です。

人を指す言葉ではありません。

なりたくてホームレスの状態になっているわけでは、必ずしも無いのです。

なぜ公共の場所で寝たりしているかというと、個人の場所では通報されてしまうからです。

そのため、あの人たちに公園や駅から出て行け、と言うことは、存在するな、と言うのと近いのです。

 

社会的弱者に目を向けるということは、世の中全体を知ることに繋がります。

そして、そこに思いを巡らせられる、ということは、大きな優しさを身につけることに通じます。

確かに子どものうちに、知っておいてもらいたいことが書いてあります。

きっと得ることはあるはずで、みんなが優しくなれば、より良い世の中になるはずです。

 

 

「ホームレス」襲撃事件と子どもたち

「ホームレス」襲撃事件と子どもたち

 

 

 

『スゴイ!稼ぎ方』山崎拓巳

 

お金のポケットが増える スゴイ! 稼ぎ方

お金のポケットが増える スゴイ! 稼ぎ方

 

 

7つのポケット、収入源を持つと良い。

著者は、副業というより複数の職業というか収入源を持つ、複業を勧めています。

 

現在は昔と違って、1つの職場で1つの職業を定年まで続けるのが、とても難しくなって来ています。

リストラもあるし、そもそも会社自体が無くなることも増えてきているからです。

なんだったら、会社としても足りない給料を社員が他で稼いで、何よりちゃんと仕事をしてくれれば有難いくらいかも知れません。

 

ネット環境が充実してきたので、副業は様々です。

アフェリエイトが、簡単に始めやすいです。

 

実際に、複業である程度の収入を得るのは、なかなか難しいはずです。

しかし個人で収入源を得ようとするのには、とても良いところがあります。

それは、稼ごうとか利益を得ようという視点が出来るというところです。

同じ外食をするのでも、店の回転率や利益を考えるようになる。すると、元々の仕事にそれが生きてくる場合があります。

 

色々な仕事や経験をすると、たしかに視野が広がります。

また、元の仕事に飽きにくい気がします。

本当に稼げるかはわかりませんが、やってみる事はとても良いのではないでしょうか。

 

 

さりげなく人を動かす スゴイ! 話し方

さりげなく人を動かす スゴイ! 話し方