- 作者: 生田武志,北村年子,一般社団法人ホームレス問題の授業づくり全国ネット
- 出版社/メーカー: 太郎次郎社エディタス
- 発売日: 2013/07/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ホームレスとはどういう存在でしょうか?
実は、しっかりと理解していない人が多いようです。
本書は、ホームレスの人たちに対する偏見を解き、しっかりと考えるようにすすめています。
若者による、ホームレス襲撃事件があります。
数名のグループで犯行に及ぶ場合が多く、本人たちは、悪いことをしているという意識がほとんどありません。
寝ているホームレスに火をつけたり、殴る蹴るなどの暴行を加えたりして、酷いと命を奪うというケースまであります。
なぜ、そんなことが起きてしまうのか。
それは、ホームレスの人たちに対する、無知からです。
若者たちは、親からホームレスを良くない存在だと教えられることが多いです。
そして、汚いとか、働かない怠け者だとか、得体が知れないだとか、そんな風に考えてしまいます。
しかし、実はそんなことはありません。
ホームレスとは、そもそも家がない状態を指す言葉です。
人を指す言葉ではありません。
なりたくてホームレスの状態になっているわけでは、必ずしも無いのです。
なぜ公共の場所で寝たりしているかというと、個人の場所では通報されてしまうからです。
そのため、あの人たちに公園や駅から出て行け、と言うことは、存在するな、と言うのと近いのです。
社会的弱者に目を向けるということは、世の中全体を知ることに繋がります。
そして、そこに思いを巡らせられる、ということは、大きな優しさを身につけることに通じます。
確かに子どものうちに、知っておいてもらいたいことが書いてあります。
きっと得ることはあるはずで、みんなが優しくなれば、より良い世の中になるはずです。
- 作者: 北村年子
- 出版社/メーカー: 太郎次郎社エディタス
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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