愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』 西原理恵子

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二女の父親です。

タイトルを見て即買いを決めました。

やはり娘には幸せに生きて行って欲しいので。

 

著者が親元を離れて学校に通い、独立して収入を得るまでが描かれています。

また、娘や息子や実母との関わりも笑いを交えつつ紹介されています。

そして、元夫とのエピソード。これは、かなりの苦労を要したようです。

感情的にならずに淡々と書いてあるのが、逆に凄惨さと苦労と努力を感じさせました。

過酷な環境で必死で生きてきた著者の言葉には、確かな説得力があります。

 

タイトルにもある、女の子が生きていくときに覚えておくと良いことが色々出て来ます。

「指輪を買ってもらうより、自分で買う方が良い」

「年収一千万の旦那を探すより、夫婦それぞれ年収五百万が良い」

自立していれば、旦那に頼りきるより安全で充実した人生が歩んで行けるという事です。

「リストラにならない会社は無く、病気にならない旦那は居ない」

この言葉は多くの人が頷くはずです。

 

著者は『毎日かあさん』などを書いている漫画家さんです。

本もたくさん書いています。絵にも文章にも、勢いと力があります。

 

女の子の親御さんには、是非おススメしたいです。

また、それぞれの年齢の女の子も読んでおくと、幸せになりやすいかも知れません。