愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『洗えば使える泥名言』西原理恵子

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散々苦労してきた漫画家である、西原理恵子の著書。

夢も希望も身も蓋も無いような、高知の田舎町で生まれ育ち「ちくろ幼稚園」、「ぼくんち」、「毎日かあさん」などを描きます。

そんな気概のある著者が出会ってきた名言なので、凄みと味が相当にあります。

 

ウチはもっとこう便所の落書きみたいのでないと。

病気は作んなきゃ。

公務員が本気で逃げたら誰もかないません。

前科とお金とどっちが大事?

男の人生は真夜中のスナックや。

連れ子のくせに遠慮して育て。

白いのはやるな。

気に入らんかったら殺してくれや。

 

どれもこれも、泥だらけですね。

そこが良いのか、洗ってから使った方が良いのか、洗えば何とか使えるのか。

楽しめて、さらにためになるかも知れません。

いや、ためにはならないかも知れませんが。