愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『大人の文章術』枻出版

 

大人の文章術

大人の文章術

 

 

 

多くの大人は、メールで文章を読んだり書いたりする機会があると思います。

読みにくかったり、子どもっぽさを感じさせる文章もあれば、理路整然としていて分かりやすい文章もあります。

つまり、文章にその人がどんな人か現れます。また読む側も、文章で相手を評価します。そしてさらに恐ろしいことに、文章は場合によりますが、いつまでも残ります。

 

文章は短く。

序論、、本論、結論の3つを書く。

起承転結の構成にする。

といかけたり、意外な事実を書いたり、導入の部分で読者を惹きつける。

話言葉は使わない。

漢字を使いすぎない。

尊敬語と謙譲語を正しく使う。

てにをはを正しく使う。

主語と述語かみ合わせる。

句読点や記号を正しく使う。

伝えたいことを簡潔に書く。

具体的な数字を出す、ランキングや希少性を書く、パーセンテージを書く、など数字を活用して説得力を持たせる。

具体的なエピソードを書く。

書く前に何が必要かをまとめておく。

 

どれも言われてみたら当たり前のことです。

できれば自分の書いた文章を読み直したほうがよい。それもある程度の時間を置いてから、というのも聞いたことがあります。

それは本書に書かれているような、てにをはの間違いや尊敬語、謙譲語の間違いに気づくためなのだと思います。

 

大人の文章が書ければ、読む相手の為にもなります。

この本は、すべての人が読むと良いかもしれません。

なぜなら大人の文章術は、相手の為になる事だからです。