南洲翁とは、西郷隆盛のことです。
本人は著書を残していないのですが、周囲の人が会話で聞いたことなどを、まとめているのが本書です。
リーダーになるには明確なビジョンと強い決意が必要です
ものを作るのが最も大切全ての人を愛する。万民が我が子
人の能力と心を見抜き、仕事や地位は適当なものを割り振る
信用
人は学ばなければ、何も知らない
万民から吸い上げたお金の大切さを理解する
収入を量り、支出を制する
自己の欲望のための悪事は、人として最大の恥
克己を常に戒める、わがままを言わない
道を正しく行う人生は、この世に成果が残る
人に対しては、公平と誠実
学んだことは、必ず己の人生に生かす
人として、相当立派な人物であった西郷隆盛。
だからこそ、多くの人がついてきて、彼を頼ったのでしょう。
紆余曲折のあった人生でしたが、おそらく悔いはないような気がします。