愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『オンナの妄想人生』益田ミリ

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素朴で淡々として、登場人物(おもに主人公)の心の声だけで進行するマンガを、著者はよく書いています。

そんな著者が幼少期からこれまでにしてきた、数々の妄想をマンガとエッセイにした物が、本書です。

自身でも書いていますが、まあ、図々しい妄想がいっぱいです。

努力せず、ちやほやされる。もてる。出来る。

そうかこんな人だよね、あんなマンガを書くのは。

そう納得させるようなストーリーが盛り沢山です。

誰しもやると言えばやるのでしょうけどね。

著者は度を越しています。

(よい意味で)

これはこれで幸せの一つの形だと思わせるような、ひょっとしたら不幸なのかも?と思わせるような。