愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『孔子』和辻哲郎

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世界の歴史において、偉大な賢人として名前が上がる事が多い、孔子について解説した著書です。

 

孔子は神々の話を嫌った

 

学識にとらわれるな。それが最後のものではない

 

60にして耳従う

 

死の間際数年しか、自らを許さなかった

 

君子:馬鹿のように見える。言葉よりも行動、人に親しみおもねらない

 

1を聞いて10を知るより、2を知る位が良い

 

エス:人類を救済する。十字架の死

釈迦:自ら死を決意し、解脱を示した

ソクラテス:倫理への使命としての死

孔子:最も平凡な普通の死

 

魂や死の問題は考えない

人倫、生き方を知って行うのが先決

 

死んだ後の事は問題ではない

正しく人倫の道を歩めばよい

 

格言:長期にわたり無数の人により、同様のことがなされた結果として出来たもの

人生のことに関する智慧

 

現実的で実践的であったのかも知れませんね。

宗教家でも無いし、哲学家でも無いように見えます。

それでも賢人なのは確かです。