愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『新訳 老子』岬龍一郎

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老子:天真爛漫な良寛さんのような生き方

孔子:道徳の見本。二宮尊徳のような生き方

 

上善は水の如し

 

賢愚、正邪、美醜、高低は相対的。それが正しいとは限らない

 

三宝

やさしさ

つつましさ

でしゃばらない

 

容易なことでも真剣に

 

何事も無理はしない

 

大いなるものから受け入れられている

 

足るを知れば幸せになれる

 

自己の内面を充足させれば、外へ求める必要が無くなる

 

偽善は偽悪よりたちが悪い

 

善行はお節介だから、謙虚に施す

 

自然に、赤子のように無知無欲、水のように柔軟、春風のようにやさしくゆったり

 

柔和で飾らず

 

最初に出てきたように、確かに孔子の『論語』よりも、実践しやすいように感じます。

これも正解の一つの形、そう感じられれば。

その人にとってかなりの良書になるはずです。