愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『死を想え』今西祐一郎

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有名な言葉「メメント・モリ」は、自分がいずれ死ぬ存在だと忘れないようにしなさい、というラテン語の警句です。

本書のタイトルはそれの邦訳ですが、内容は日本人の死観についてです。

人は自分が死ぬことを知っているところが、他の生物とは異なるところ、とも言われています。

他の動物について本当にそうなのかは、確かめる術もありませんが。

ともあれ、国により死観はそれぞれ異なるのだな、また時代や宗教によってもかなり異なるのだな、ということがよくわかりました。