愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『新約聖書福音書』若松英輔

福音書:マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4つ

エスの生涯が書かれている

 

福音:喜びの知らせ

 

キリスト者以外の人だからこそ、読み解ける言葉がある

 

文字の奥に言葉を超えた何かがある

それを感じよう

 

人間が認識する真理より、もっと大事なものを、イエスは教えてくれる

 

わかる、と感じると人はもう探求しない

それは恐ろしいこと

理解した気になってはいけない

 

エスの行った全てを記すなら、世界もその書を納めきれないだろう

 

12使徒も民も、イエスを政治的指導者として捉えていた

 

聖霊:人々への神の働き

 

罪人:傲慢で自らの力だけで生きていると思い込んでいる人

 

神の名による戦争は、イエスが大切にしていたことと全く異なる

 

エスは神が苦しんでいる人を探し、ともにしようとしていることを体現している

 

はじめに言葉ありき

言葉は神だった

人は言葉を拒絶し、気づけなかった

 

人はパンにより生きるのではない

神の口から出る全ての言葉により生きる

 

エスによる病気治癒ではなく、その言葉こそ癒しになる

 

奇跡を文字として読むと起こり得ないことに見える

その奥の何かを読もうとすると、物語の象徴する何かが見えてくる

 

自分が正しいと思うことが愚か

 

自分の中に何かがある

それを誰かと分かち合う

何かは誰にでもある

それを確かめ合う

 

欲しいものと必要な物は違う

 

魂を空にしておく

 

人はそれぞれ全て等しい

 

人の過ちは、神に預ける

 

信仰は人の目に知れないところにある

 

エスは常に弱い人たちに寄り添った

 

弟子たちはイエスの死後、むしろその存在をはっきりと感じた

 

異教徒にも神の道を歩く人はたくさんいる

 

許しとは、その人をそのまま受け入れること

 

誓うな、弁解するな

 

ユダにも「友よ」と呼びかけ、許しを与えている

 

弱音を吐いても良い

 

目に見えないけど実在するものはある

 

わたしがあなた方を愛したようにあなた方が愛し合うこと、これがわたしの掟である