愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『エロスの作法』壇蜜

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エロスにもお作法があるのですね。

タレントの壇蜜さんが書いた、女性が男性に喜んでもらうにはどうしたら良いか?を書いた著書です。

 

上手く触る。

笑顔をしばらくやめてミステリアスに見せる。

弱点を教える。

 

万人に良い方法、というのはあり得ないのでしょうけど、どれも良さそうな方法に思えます。

まあ、エロスの作法なので、誰でも出来るわけでもないのですけどね。

『学研まんが 世界の歴史1』

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やはりリベラルアーツを身につけて置きたい。

我が娘にプレゼントした一冊です。

が、我慢出来ずに先に読んでしまう父、43歳。

 

ビッグバンから始まり、バクテリア、クラゲ、節足動物、魚、恐竜、哺乳類、という順番に紹介されていきます。

これ、歴史なんですね。生物っぽいですけど。とても親切に感じます。

 

メソポタミア文明が起こり、バビロニアでハンムラビが王位につき法典を作る。

エジプトからも、数多くの偉大な王が輩出されます。

アッシリアが起こり、新バビロニアが起こり、バビロン捕囚から、モーセの脱出、ヘブライ王国建国と、聖書の物語に入ったようです。

そしてペルシアの大帝国が出来てゾロアスター教が盛んになり、ペルシア戦争に進んで行きます。

 

壮大な歴史絵巻が始まった、という感があり、とても楽しく読めました。

大人にもおすすめです。

『困ります、ファインマンさん』

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タイトルに出てくる、ファインマンさんが著者です。

ノーベル物理学賞を受賞した、素晴らしい学者のエッセイ集です。

大学教授でもあるのですが少しも硬いところがなく、よく冗談を言うため、ふざけているのか本気なのかはっきりしないこともある、という魅力的な人物のようです。

 

父や妻との不思議な関係や会話は、とても魅力的です。

また、奥さんが亡くなったときのエピソードは、文学的にも優れていて泣けてきました。

 

ファインマン物理学』

『ご冗談でしょう、ファインマンさん』

など、他の著書も読みたくなりました。

『ポムポムプリンのパンセ』

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フランスの学者であるパスカルが、著したパンセを引用して纏めた本です。

みんな幸せでいたい。

 

相手の気持ちを大事にする→自分の気持ちも伝わる

 

みんなと違う意見なら、違う意見だと言う

正しい、とか当たり前、とか思われていることに疑問を持とう

 

同じ目標を持つ仲間と、一緒に頑張れる環境を作ろう

 

もっと柔軟に。なるようになるさ

 

それをしたら、本当に自分が成長できるか、を考えよう

 

おそらく多くの人が、多かれ少なかれ感じているようなことが述べられています。

ただし、それをこのように明確に言語化できるのは、やはりとてもすばらしい事です。
きっとみんなの幸せを考えて、パスカルはこの文章を書いたのだろうなぁ、と感じます。

『解剖学教室へようこそ』養老孟司


学者である、養老孟司教授の著者です。
解剖学自体は、それぞれの形体を理解することです。
そこに、なぜ?という疑問を足したり、生理学を足したりすると、様々な広がりがでます。

糞や尿などの排泄物を(汚い)と言う。もともと自分が出したものなのに、人は勝手である。

 

ホルムアルデヒドに生体をつけると、蛋白が固定される。生卵がゆで卵に変わるような変化が起きる。

 

人はいろいろなものに名前をつける。雑草と言うものはない。名前を知らないだけである。

 

五臓六腑と言う言葉がある。これができたときには、膵臓は知られておらず入っていなかった。その後、日本で発見された。そのため膵臓は国字である。

 

内臓痛の主訴は、本人にも実は正確な場所が分かっていないことが多い。

 

解剖の生じた理由は(知りたい)。学問は全てここから生じている。

 

学問は真理を追求する。昔も今も成り立つもので内臓痛の主訴は、本人にも実は正確な場所が分かっていないことが多い。

 

解剖の生じた理由は(知りたい)。学問は全てここから生じている。

 

学問は真理を追求する。昔も今も成り立つものである。だから、古いことの追求は有意義だ。

 

人間の体と機械の違いは、実は難しい。

 

生きた人=心+身体(心身二元論)

生きた人の心と体は1つで不可分(心身一元論)

 

心と体を区別するのは脳の働き

解剖学は、生体を理解する上で、最も基本的な学問の一つです。
純粋なところではただ、形や大きさや数を確認する作業でしかありません。しかし、その解釈や外からの視点を加えることにより、さまざまな楽しい広がりが出てきます。

著者に習えば、解剖学に興味を持てること請け合いです。

 

『一日10分で脳が生まれ変わる』苫米地英人



 

息を吐くときにお腹をへこませるとリラックスできる。

 

成功体験を思い出す

嬉しい、楽しい、気持ちいい、誇らしい、かっこいい

それぞれ、その場面に行き、五感で思い出す。


ゴールを設定する

現状では達成不可能なこと

自分にとって望ましいこと

 

夜寝る前に、今日うまくいったことを1つ思い出す。そして、明日はこれが上手くいくといいなと思い浮かべる。

朝起きたら、昨日うまくいったことを思い出す。そして、今日はこれが上手くいくといいなと思い浮かべる。

1つ上の、管理職等のポジションからの視点で仕事を見る。

さらに、新入社員の視点で仕事を見る。

 

うれしい、楽しい、心地よいと言う感情を強く想い浮かべながら、相手と会話をする。

低い声でゆっくりが良い。

 

相手を信頼する。

 

Have toを排除してWant toだけやる。

 

時間は未来から過去へ流れている。

例えば会社が大きくなるか、倒産するかの転機をたどった時に、過去の労力が良かったとなるか、悪かったとなるかが変わる。

 

人は重要だと思うことしか認識しない。

 

リラックスしてどこでもホーム状態にする。

 

脳が活性化して、いつでも素晴らしいパフォーマンスができれば、様々なことに対してうまくできるような気がします。

『黄金のアウトプット術』成毛眞

 

 

Microsoft社の社長で、現在はHONZというサイトを運営したりしている成毛眞氏の著書です。

アウトプットの上達は、アウトプットする!です。

 

SNS上でアピールしないと言う事は、存在しないのに等しいです。

 

現在の人はアウトプットが少なく、インプットが多すぎます。

1インプットをかなり減らす

2アウトプットをかなり増やす

3インプットを少し減らしてアウトプットを少し増やす

このどれかをすると良いです。

 

アウトプットにはいくつかの種類があります。

文章表現

トーク

写真、動画、絵画、音楽、ダンス

スポーツ

ゲーム

ものづくり

外出

これらの中でいくつか自分の才能を見つけておくと良いです。書いた文章は翌日読み返しましょう。


1分をできるだけ短くしましょう。

英訳ができる文章にしましょう

 

話す方が書くよりも難しいです。これも周囲に繰り返し話すと、話力が上がります。

良い商品と思わせたい場合は、良い商品と言うエピソードや、使い方などを話しましょう。

 

プレゼンのスライドは写真を使って説明しましょう。

もしだと分かったつもりになって、聞き手が聞く気をなくしてしまうからです。

よく聞いている人を見つけて、その人に向けて話しましょう。

 

歳をとったら眼鏡をかけると良いです。特に派手なものがオススメです。

ちょっとしたら立ち居振る舞いのすべてが、アウトプットと言えるのかもしれません。

だとしたら、アウトプットの力は全ての人にとって、大事なものなのだと言えるでしょう。ぜひ身に付けておきたいです。