時間は大切です。
時は金なり、という言葉がありますが、ひょっとしたらお金よりも大事かも知れません。
また、限りある生の中で時間を考えたら、時間は生命と同義語という見方も出来そうです。
本書は、そんな大切な時間をどのようにして守るか、について詳細かつ具体的に示しています。
一時間の遅刻と一分間の遅刻だと、どちらの方が罪が重いか?
著者は一分間の方が重いと述べています。
理由は、確信犯の可能性が高いからです。言われてみれば、納得しますね。
パーティーに出るべきか迷ったら、即欠席を決断する。
習い事を続けるか悩んだら、即退会する。
これらは、短いスパンで決断出来るカテゴリーです。
結婚を一年考えて、まだ決断されなければ、別れる。
職場で昇進を約束されたのに履行されなければ、退職する。
この辺りは、やや中期的な視点です。
ここに至るまでの時間がもったいない気がして、なかなか思い切れないかも知れませんね。
何年前でも謝りそびれたり、お礼を言いそびれていたら、すぐに言う。
会いたい親類などにはすぐに会う。
きっと、後悔しにくい生き方が出来る気がします。
後悔先に立たずなので、すぐには分からないかも知れませんけど。
そのため、ああしておけば良かった、と感じる事のある人にオススメしたい一冊です。