愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』千田琢也

 

君にはもうそんなことをしている時間は残されていない

君にはもうそんなことをしている時間は残されていない

 

 

 

時間は大切です。

時は金なり、という言葉がありますが、ひょっとしたらお金よりも大事かも知れません。

また、限りある生の中で時間を考えたら、時間は生命と同義語という見方も出来そうです。

本書は、そんな大切な時間をどのようにして守るか、について詳細かつ具体的に示しています。

 

一時間の遅刻と一分間の遅刻だと、どちらの方が罪が重いか?

著者は一分間の方が重いと述べています。

理由は、確信犯の可能性が高いからです。言われてみれば、納得しますね。

 

パーティーに出るべきか迷ったら、即欠席を決断する。

習い事を続けるか悩んだら、即退会する。

これらは、短いスパンで決断出来るカテゴリーです。

 

結婚を一年考えて、まだ決断されなければ、別れる。

職場で昇進を約束されたのに履行されなければ、退職する。

この辺りは、やや中期的な視点です。

ここに至るまでの時間がもったいない気がして、なかなか思い切れないかも知れませんね。

 

何年前でも謝りそびれたり、お礼を言いそびれていたら、すぐに言う。

会いたい親類などにはすぐに会う。

 

きっと、後悔しにくい生き方が出来る気がします。

後悔先に立たずなので、すぐには分からないかも知れませんけど。

そのため、ああしておけば良かった、と感じる事のある人にオススメしたい一冊です。