愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『ウケる技術』水野敬也 小林昌平

 

ウケる技術 (新潮文庫)

ウケる技術 (新潮文庫)

 

 

本書は、コミニケーションの教科書として書かれました。

「笑い」生強力なツールとして積極的にコミニケーションをとっていく、という方法です。

今まで笑でウケる人は、なぜ面白いのかと言うことは、体系的にまとめられてはいませんでした。

それを有限のパターンの組み合わせに分解し、普段の会話で使えるようなスキルにしようと言う本です。

 

本書を使うポイントが書かれています。

ウケるための技術でできていないことをコミニケーションの現場で意識的に繰り返し使いましょう。

本書のチェックリストを確認し、更新しましょう。

新たに習得したい技術をチェックしましょう。

チェック済みのリストを確認しましょう。

現場で意識的に使う、に戻ります。

 

1つ目の技術はツッコミです。

相手がこちらは笑わせようとしている場合、乗っていきましょう。

また、相手が天然の場合は、本人が気づいていない面白さを拾っていきましょう。

 

次は外人化です。

声が張っていること、リアクションが大げさで明快であること、表情が過剰に豊かであること、この3つは受けるための基礎になります。

 

このように、受けるための様々な技術が本書には書かれています。

さらにそれをカテゴライズして、具体的な会話例を出して解説しています。

 

ウケるために大切なのは、相手対してのサービス精神です。

場の空気を読み、相手をよく観察し、相手の言ったことをしっかり拾い、挫けず諦めず、ウケるための努力をする、という事が大切です。

正直に言うと、本書は真面目な本ではありません。

しかし、初めに本書の内容を精読し、実践したら間違いなくウケる人になれるはずです。

 

人付き合いに悩みがある人は、読んでみると面白いかも知れません。