国家間の生存や利益を得る戦略をインテリジェンスと言います。
日本はそのためのやり取りでは、まだまだ遅れを取っていて、野蛮人だと思われています。
著者は外交官として、インテリジェンスの世界で日本のために第一線で活躍してきました。
本書は、そのようなインテリジェンスの世界で、どのようなテーブルマナーで振る舞うべきかを教えてくれます。
国家間の利益を目指してやり取りをするくらいなので、かなり高度なやり取りが展開されます。
そして、それを行うエージェントは、相当優秀でなければ務まりません。
ある相手と交わした会話を正確に後で再現出来るような記憶術。
相手のウソを見破るために、特定のことに関する知識を聞くような質問力。
メモを取るときには濡れても問題ないような、適度な濃さを持った鉛筆とノートを用意するような用意周到さ。
他にも様々なテーブルマナーが、紹介されています。
これらは私たちが日常生活で有利にことを進めることが出来る、かどうかは分かりませんが、同様のテーブルマナーを駆使する相手に触れる可能性は、ビジネスパーソンならあるかもしれません。