著書はマクドナルドを日本で始めた経営者です。
まだハンバーガーというものが日本に無かったときに、マクドナルドを銀座に作ります。
もともと当時の日本には、ファーストフード店自体が無かったので、周りからは必ず失敗すると言われます。
順調に売り上げが上がっている最中でさえ、取引銀行から、融資を断られたりします。
ただ何もなく売れる訳ではありません。
著者は売り上げを伸ばすために、ありとあらゆる仕掛けをします。
女性の店員さんに笑顔でサイドメニューをオススメしてもらう。
カウンターの高さをポケットから小銭を出しやすい高さにする。
店名を日本語で言いやすいように、海外とは発音が異なる、マクドナルドとする。
ただのハンバーガーではなく、マクドナルドハンバーガーと名付けて販売する。
著者は、ありとあらゆる売れるためのアイデアを出して、実行して行きます。
しかも、それだけではありません。
社員になるべく経済力をつけさせたり、海外での経験を積ませたりということも積極的に行います。
さらには、日本人がハンバーガーを食べることにより、海外で活躍したり、海外の人たちとも対等に渡り合えるようにしようと本気で考えています。
しっかりとした理念があり、考えるところから惜しみない努力をしている著者のマクドナルドは、売れるべくして売れたんだと思えてきます。