おとなとして、身につけておきたい教養を書いた著書の、第2弾です。
著者も同じく池上彰。
前作では、宗教や歴史などの普遍的なものが、テーマになっていました。
本書では、時事的なものまでを取り上げています。
1、AIとビッグデータ
データの読み方に注意が必要。バイアスがかかっていないか考えましょう。
2、仮想通貨
国の財政が破綻した時に安全に持てる。値動きが大き過ぎるのが課題。
3、想像の共同体
人種は白色、黒色、黄色など。
部族は民族とも言い換えられる。血縁や地縁に基づくグループ。
4、地政学
シーパワー・海洋国家
世界各国で、それぞれ自国が中心に位置する地図を作成している。
5、ポピュリズム
大衆の不満や不安感情に訴えること。
ちなみにファシズムは大衆の自由を抑圧するような独裁体制。
6、日本国憲法
CHQとマッカーサーが草案し、それを日本側が意見を出してある程度変更し、成立した。
憲法は政治家や国王や公務員など、国の権力者が守るべきもの。これを立憲主義という。
前書に引き続き本書も、知っておくべき事柄がたくさん記されています。
少し賢くなれる本です。