愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

様々な書評です。参考にして頂けると幸いです。

『童謡集』金子みすゞ

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NHKの番組で見たことがある人は、多いかも知れません。

「みんな違って、みんないい」

わたしと、小鳥と、鈴。

それぞれ、出来ることと出来ないことは違うけど、みんな良いというような詩です。

そんな著者の書いた童謡集は、どんな物なのかと、手に取りました。

 

意外に物悲しい詩があったり、意味がなかなか掴めない詩があったりもします。

もちろん、元気になる詩もたくさんあります。

 

著者は二十代と、若くに亡くなっています。

だから、この作品たちも、若いうちに作った物ということになります。

もっと年を重ねていたら、どんな作品を残していたのか?

なんとも惜しい気がしました。